家庭用ゲームマニアのやりこみ日記

今までにはまったゲームについての思い出です。

セブンスドラゴン3 code:VFDの紹介します

セブンスドラゴンシリーズの4作目、そして最終章という触れ込みで発売された作品です。

本シリーズは、地球に飛来してきたドラゴンの襲撃により滅びつつある世界の中で、反旗を翻し戦う人類たちの姿を描いたオーソドックスなRPGです。

面白いのは、そうそう簡単に人類は一致団結もできず、ドラゴンの被害によって傷ついた一般人たちを助けたり助けられたりといった、ヒューマンドラマが描かれていること。

また、いわゆるキャラクターメイキングシステムのゲームでして、主人公に明確なキャラクター性は用意されておらず、プレイヤーの想像に委ねられていることが特徴ですね。

これによって、直接的にドラゴンを狩るプレイヤーキャラクターではなくそれをサポート、妨害する人々の方がより強いキャラクター性が出ているおかげで、シナリオに深みが出ているシリーズだと思います。

現代(正確には近未来ですが)の東京を舞台に、キャラメイクできるRPGというのも珍しいと思います。

 

本作は最終章だけあって、今までのシリーズの総決算。

1作目の5000年後の未来であるエデン、1万2千年前のアトランティス、そして2100年の(作中)現代という三つの時代を渡り、今までの作品でラスボスを務めていた、宇宙に存在する最強の七体のドラゴン、真竜たちを狩り尽くすというストーリー。

正確には、7体目であるVFDが誕生しつつあり、これに対抗するために残り6体の検体を手に入れることが目的なので、既に入手しているNo.1とNo.5は抜かし、ストーリー上で戦うのは5体だけなんですけれどね……。

 

「ドラゴンとは一体なんなのか?」という、今まで明かされなかった真実が、本作の終盤では遂に明かされます。

そしてシリーズを通じて描かれてきた、星に選ばれた異能力者「狩る者」と選ばれなかった「普通の人々」の対比の極地、弱肉強食という自然の摂理の極北に到達します。

これは2作品目以降、一般人を救出するというシステムが追加され、救出した人々に冒険の助けとなるアイテムやスキルを託されるというサブストーリー面をしっかりとプレイしてきたシリーズファンにはずっしりと来る、シリーズを一貫するテーマでした。

いつから、誰が弱者と決めるのか。弱者に存在価値はないのか。これを終盤で語るキャラクターは、そのキャラクターの出生設定までをもシリーズファンとして知っておくと、大変感慨深いものがあります。

 

ゲームバランス面では、このシリーズの長所である「レベル上げしようがしまいが、各章のトリを飾るドラゴンとはそこそこの歯応えある戦いが楽しめる」というのが一貫されています。

とは言っても5章以降は解禁される極一部のスキル性能がぶっ壊れているせいで、それもちょっと怪しくなるのが残念ですが……。まぁこちらはそもそもスキル取得しないという手で封印できるのが助かる所ですね。

 

ちなみに私は1週目、今回完全新規職業である異色の魔法アタッカー、デュエリストを主軸にプレイしました。

ドローしたカード次第で戦術が左右される、どこまで行っても安定感のない職業ですが、だからこそ楽しいというところもありました。

各職業間のコンボやシナジーを考えるのが楽しいのも健在ですね。今回は控えPTによる、より複雑なシナジーと、従来シリーズより圧倒的に気楽にPTメンバーを変えられるというところが嬉しいです。

 

総じて、シリーズファンとしては大変満足の行く最終作でした。

が、だからこそ、この流れを汲んだ続編が出てほしいところですね!

そもそも、本作品からして前作までの開発会社であるイメージエポックが倒産してから発売したという経歴なので、ぜひとも何度でも甦って来て欲しいです。